中国が生産する2価経口生ポリオワクチン(bOPV)とA型肝炎のワクチン(HAV)がこのほど、世界保健機関(WHO)の事前認証を取得した。国連の調達当局は今後、海外の疾患予防・制御に用いるため両ワクチンを調達できるようになった。新華社が伝えた。
WHO駐中国代表所の関係者は、「bOPVの事前認証取得は、世界のポリオ撲滅キャンペーンにとって朗報だ。2016年に3価から2価への切り替えを実現し、多くの国が不活化ポリオワクチンとbOPVの組み合わせによる予防を行っている。中国はこれに必要なワクチンを十分に供給するため協力できる」とした。
事前認証の重要な前提条件は、ワクチン生産国の国家ワクチン監督管理機関がWHOの審査に合格することだ。中国のワクチン監督管理機関である国家食品薬品監督管理総局は2011年と2014年にWHOの審査に合格し、中国が生産するワクチンの事前認証取得の基礎を築いた。
両ワクチンの事前認証取得により、中国の認証ワクチンは4種に達した。同関係者は、「中国の革新・生産能力がWHOの事前認証を取得し、全世界に命を救うワクチンを届けられることになり、非常にうれしく思っている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年1月10日
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