ロシアのVTB銀行商業部の主任によると、「中国人の数が増え続けている。この市場の潜在規模は毎年3000億ルーブル(約5888億円)に達する見込みだ」と語った。
ロシアの空港免税店やデパートでは、「銀聯カードによる決済で15%オフ」といった割引セールがしばしば行われている。ガガーリン広場にある店の8割以上は銀聯カード対応となっている。
銀聯カードを利用するロシア人も増えている。地元の銀行10行以上で銀聯カードが合計130万枚近く発行されたという。
▽「一帯一路」はより多くのチャンスを作る
「一帯一路」の構築は、中国とロシアの金融協力に更に大きなチャンスを作った。
2017年、ロシア国内で銀聯カード対応の店舗とATMの数量はいずれも倍以上の増加が実現された。「一帯一路」沿線国と地域の中、すでに50ヶ国で銀聯カードを使うことができるようになった。
そのほか、中国はモバイル決済分野でその素晴らしさを見せている。ここ数年、中国のモバイル決済企業がキャッシュレスサービスのグローバル化を進め、アリペイや微信(WeChat)などの新型モバイル決済企業だけでなく、銀聯のような伝統的なクロスボーダー決済機関も「クラウド決済」というモバイル決済方式を打ち出した。中国のモバイル決済の急速な発展と広範囲の応用で、欧米国家は中国に大きく後れを取っている。
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