国家林業局はこのほど、「国家級森林公園のさらなる管理強化に関する通知」を発表し、国家級森林公園の規範化管理を強化するよう求め、主体機能を発揮できず、さらには深刻な資源破壊損害をもたらしている国家級森林公園に対して、徹底した淘汰・取消メカニズムを実施することを明らかにした。人民日報が報じた。
通知では、「国家級森林公園は、開発禁止区域に属しており、工業化・都市化開発が禁じられている重点生態機能エリアである」と明記。自然生態や文化自然遺産のオリジナル性と完全性に対する人為的な干渉が厳しく制限されており、主体機能の本質に見合わない各種開発活動を厳しく禁じている。
国家級森林公園のエリア内には、原則として、ゴルフ場やゴミ処理場、不動産、プライベートクラブ、工業パーク、開発区、工場、太陽光発電所、風力発電所、揚水式発電所、森林公園以外で使用するための水力発電所等を建設することを禁じている。また、鉱物採掘や開墾、砂採掘、採石、土採掘など営利目的の鉱脈探査活動を禁じ、環境汚染や自然資源、自然の景観を損なうような活動への従事を禁じているほか、開発などの建設を行う中で、未検疫の木材や木製品、包装素材、木製ケーブルサドルなどの使用を禁じている。
森林公園とは森林景観の美しさと自然の景観や人的文化的な景観が集中しているほか、一定の規模を備え、人々が観光や休息に訪れたり、科学や文化、教育活動を行うことができる公園を指す。森林公園は、国家・省・市県の3レベルに分かれている。1982年、張家界国家森林公園が中国で初の国家級森林公園に指定された。現在までに全国には881ヶ所の国家級森林公園があり、その総面積は1278万6200ヘクタールに上っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月24日
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