23日の株式市場では銀行銘柄が全面的に高騰し、中国工商銀行は時価総額が2兆6694億元(1元は約17.2円)に達して、米JPモルガン・チェースを抜き、世界一の大銀行になった。「北京晨報」が伝えた。
23日に市場が開くと、工商銀の株価は上昇を続けた。終値は1株7.49元、一日の上昇幅は4.46%、売買代金は44億5100万元、時価総額は2兆6694億元に達した。現在の世界大手銀行の時価総額をみると、JPモルガンが3967億ドル(1ドルは約109.9円)に上り、23日の工商銀行は終値がJPモルガンを抜いて、世界一になった。
実際、工商銀は時価総額ではなく、純利益でかねてよりはるか先を行っていた。2016年のデータをみても、世界の時価総額トップ5銀行(米国のJPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ、中国の工商銀、中国建設銀行)を比較した場合、中国の2行は純利益で米3行をはるかに上回り、米3行は時価総額で中国2行を上回った。
16年の世界大手銀行の純利益をみると、工商銀が402億ドルで1位、建設銀が333億3700万ドルで2位だった。JPモルガンは247億3300万ドルで3位、ウェルズ・ファーゴは219億3800万ドルで4位、バンカメは179億600万ドルで5位と、米国勢は中国勢を大幅に下回った。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月24日
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