中国と米国の科学研究チームが、高効率・全天候型殺菌ナノ材料を開発した。これはマスクなど個人用の防護グッズとして用いられ、感染症の流行を効果的に回避することが期待されている。新華社が伝えた。
米カリフォルニア大学デービス校と中国の東華大学の研究者によるチームは米Science Advances誌(最新号)で「開発されたこのナノ繊維材料は耐久性と通気性が優れており、かつソーラーパネルのように日光を浴びると抗菌活性を生むことができる。さらに一部の活性を留め、日差しの弱い日中や夜でも抗菌性を維持できる」と報告した。
研究者によると、インフルエンザやエボラなど飛沫によって感染するウイルスの場合、通常のマスクではそれを遮るのみで殺菌はできず、その後に感染が生じやすい。新材料の表面の共同光感応構造は殺菌の活性酸素成分を除去し、細菌の膜構造を直ちに破壊する。またウイルスタンパク質の外殻の性質を変え活性を失わせるため、殺菌効率が99.999%以上に達する。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年3月19日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn