「北京市ポイント制戸籍操作管理細則(以下、細則)」が11日に発表され、ポイント制による北京戸籍取得のための資格条件やポイント指標、操作手順が明確に示された。初のオンライン申請業務が今月16日からスタートし、9月5日以降には、戸籍付与に必要なポイント数や戸籍付与枠が確定するとしている。中国新聞社が報じた。
北京市人力資源(マンパワー)・社会保障局の徐煕・局長は、11日に開催された発表会において、「北京市は2016年8月、『北京市ポイント制戸籍管理弁法(試行)』を発表、北京での長期的に合法で安定した就職や居住のため、条件を満たす一般労働者のために、公然・公平な戸籍取得のためのルートを打ち出した。『弁法』は2017年1月1日に施行され、申請のタイミングは年1回としている。つまり、2018年の申請スタート時には、2017年度のポイント情報に対する審査を行う必要がある」と紹介した。
以下は徐局長の談話内容。
「今回発表された『細則』に基づき、北京市は4月16日より、オンラインシステムによる一般申請をスタートする」。
「同政策の枠組みは、『498』で総括できる。『4』とは、▽北京市居住証を所持していること、▽年齢は法定の定年退職年齢に満たないこと、▽北京で7年以上続けて社会保険料を納めていること、▽過去に犯罪履歴を有しないこと、という4項目の資格条件を指す」。
「『9』は、▽合法で安定した定職についていること、▽合法で安定した住所、▽学歴、▽職住エリア、▽革新起業、▽納税、▽年齢、▽栄誉・表彰の経歴、▽法律遵守歴のポイント指標9項目。例えば、科学技術革新や文化分野関係の人材が、国家レベルの賞を獲得している場合は最高12ポイントが、市レベルの賞ならば最高6ポイントが、それぞれ加算される。労働規範者、道徳規範者及び見義勇為(正義のため勇敢に行動する)といった人材も、ボーナスポイントが加算される。一方、税法違反者や行政拘留歴のある人は、ポイント減点対象となる」。
「『8』は、▽システム登録、▽関連部門、▽ポイント申告、▽確認・提出、▽データ審査、▽初回審査結果発表、▽確認審査および実地確認審査、▽発表・公開、という8項目の操作プロセスを示している」。
「申請手続・処理は、人々に都合よく、公正で、誠実信用をモットーとし、北京市は、ビッグデータ技術を駆使していく。多くの申請者は、約100字ほどの申請書に記入するだけで良い。その後、あらゆる計算審査がシステムを通じて関連部門に送られ、手続きが進められる。審査結果の正確性を保障するために、確認審査というプロセスも手配されている。またポイント制による戸籍取得の申請は、年に1回行われる。ある年に、戸籍取得のためのポイントに達していない場合は、翌年に条件を満たせば、改めて申請できる」。
「注目されている戸籍取得のための必要ポイントについては、北京市は、今年9月5日以降に、実際の申請者のポイント累積状況に基づき、都市の受け入れ能力や人口抑制目標を総合的に勘案して、合理的に必要ポイントを定め、戸籍付与枠を確定する。今年第4四半期(10-12月)に、北京戸籍付与関連手続について異議を唱える人が出ないように、公示という形式で、戸籍取得のための必要ポイント数や戸籍付与者に関する情報を発表していく計画だ」。
今回のポイント制戸籍取得は新たに設けられた戸籍取得ルートであり、主に条件を満たす一般の労働者を対象としており、原稿の戸籍取得ルートと並行して実施されるということだ。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月12日
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