香港・マカオ地区の大学12校が大陸部学生4千人以上を募集

香港・マカオ地区の大学各校がこのほど、今年度の大陸部学生募集計画を続々と発表した。統計データによると、香港大学など香港地区の6大学は約1300人、マカオ地区の6大学は3千人の大陸部学生をそれぞれ募集する。北京日報が報じた。

今年の香港城市大学（香城大）の大陸部学生募集数は227人に増加し、北京での学生募集枠は、文系5人と理系11人の計16人。同校は、全国大学学生事前募集要項を発表、「出願者は、本学を学部第一志望校とすることが、選考の条件となる」としており、今年初めて、全国統一新入生募集において、獣医学部の学生を募集しているが、大陸部学生枠はわずか2人、いずれも北京が対象エリアとなっている。

香港中文大学も全国大学学生事前募集によって大陸部学生を募集、面接試験や筆記試験は実施せず、高考（中国大学統一入学試験）の成績に基づき選抜される。今年の定員は300人。同校は昨年、北京から、文系6人と理系13人の計19人に合格通知を出し、うち4人が奨学金を獲得した。

香港大学は今年、300人の大陸部学生を募集する見通し。各省・市別の定員枠は設けず、成績優秀者を選抜する。これまで、北京学生の合格率は4％から5％だった。2018年、香港以外からの学生が同校学部課程に初めて入学する場合、学費は、年間16万1千香港ドル（1香港ドルは約13.7円）、このほか住居費と生活費で年間4万香港ドルがかかる。香港浸会大学は、約140人の大陸部学生を募集する予定で、同校独自の学生募集方式を採用、高考とはブッキングさせないという。このほか、香港理工大学の大陸部学生募集定員は230人、香港科技大学は170人となっている。（編集KM）

「人民網日本語版」2018年4月13日