上海で4月11日と12日に開催された「2018年高齢者教育(生涯学習)国際学術交流活動」において、高齢者社会が加速し続けるのにともない、生涯学習の発展の経路や管理方式は、国によって異なるモデルを見せ始めていることが明らかになった。中国の生涯学習はすでに政府が社会に提供する公共サービスとして、党・政府部門が設立・運営するシニア大学を主体としたユニークな発展の道を歩み始めている。人民日報が伝えた。
中国は2017年、すでに世界で高齢者人口が最多の国家となっており、60歳以上の人口は2億4千万人、総人口の17.3%を占めるまでとなっている。現時点で、全国を網羅する生涯学習システムの枠組みはほぼ完成しており、810万人以上の高齢者が、6万2千ヶ所の生涯学習センターで学び、1千万人以上がコミュニティ教育や遠隔教育など各種スタイルを通じて学んでいる。上海だけを見ても、各種シニア大学(学校)で学ぶ60歳以上のシニア学生の総数は50万人を上回っている。生涯学習が基底コミュニティまで浸透を続けていくのにともない、上海で各種学習グループの活動に参加している高齢者も60万人に上っている。「人」を基本とした学習内容と、改善を続ける学習環境のおかげで、上海では、生涯学習センターで学ぶシニア学生が増加し続けている。2020年には、上海全市の高齢者人口の五分の一が、生涯学習センターで学ぶことになると見込まれている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月16日
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