外交部(外務省)の耿爽報道官は12日の定例記者会見で、中国側はオーストラリアの閣僚級高官の訪中ビザ発給を引き延ばしたかどうかとの質問に対して、「全く根も葉も無い話であり、そのような事は全くない」と答えた。
【記者】オーストラリアの首相は豪中関係が現在緊張していることを認めた。これは中国側がボアオ・アジアフォーラム年次総会などに出席するため訪中を希望した豪政府高官へのビザ発給を引き延ばした、または拒絶したことと関係があるか。中豪関係に緊張があることを認めるか。これはオーストラリア側が外国による干渉に対する立法プロセスを進めているからか。
【耿報道官】まず、明確にしたい点が1つある。私の知るところでは、オーストラリアの関係方面は今年のボアオ・アジアフォーラム年次総会の関連行事に参加した。ボアオ・アジアフォーラムは非政府の国際会議組織であり、フォーラム事務局が年次総会の関連行事を担当し、関係国の政財界の代表を招待する。今年のボアオ・アジアフォーラム年次総会の状況については、オーストラリア側の参加状況を含め、フォーラム事務局に確認してもらいたい。
中豪関係及びオーストラリア側の外国による干渉に対する立法推進に言及されたが、中国はすでにこうした問題について繰り返し立場を表明している。中国側は相互尊重、相互内政不干渉など平和共存五原則を基礎にした世界各国との友好関係の発展を一貫して堅持している。関係方面が客観的事実を尊重し、中国の発展を正しく受け止めることを希望する。健全で安定した中豪関係の発展は、両国民の根本的利益にかなう。オーストラリア側が中国側と同じ方向に向かい、相互尊重、平等性を基礎に、双方の相互信頼と協力の増進にプラスの事を行い、中豪関係の正しい軌道に沿った前向きな発展を確保することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年4月13日
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