95後(1995年から1999年生まれ)のファッション消費動向を調査したあるレポートによると、現在95後はすでにネット通販の主力となっており、全体の4分の1を占めている。95後の回答者のうち、63.9%が毎日ECサイトを利用していると答え、10%は毎日購入していると回答した。中国新聞網が伝えた。
なかでも95後のコスメにおける消費動向が注目を集めている。レポートでは、人口あたりのコスメ購入量において、95後は他の世代を抜き、トップとなっている。95後が購入するコスメトップ3は、口紅とアイブロウ、BBクリーム。
コスメを使う95後のうち、口紅がメイクポーチに入れる必須アイテムだと答えた人が47.3%に達し、他の世代を13.8%上回った。カラー選択に関しては、1995年より年上の人々が愛用していた「ローズレッド」ではなく、95後は「カメオ」を愛用している。同レポートでは、95後が爽やかな色合いを好む傾向があると分析している。
興味深いことに、95後は男女問わずスキンケアやコスメを愛用していることが調査により明らかとなった。レポートでは、95後男性の5人に1人がBBクリームを愛用しているとした。また、95後男性はしばしばその彼女と一緒に美容マスクを使用している。こうした現状から、レポートは95後男性のコスメ市場が今後爆発的に伸びる可能性があるとしている。
また、コスメ商品に関しては、70後(1970年代生まれ)はブランドへの忠誠心が高く、80後(1980年代生まれ)は商品への忠誠心が高く、90後(1990年代生まれ)は嗜好が定まっておらず、購入する商品の幅が広いという特徴を見せている。そのため新規参入ブランドは95後の市場においてブレイクするチャンスがあるとみられている
95後の消費理念は他の世代とは大きく異なっている。レポートによると、ネット通販において、95後は分割払いに対する抵抗感が比較的低く、複数の商品を分割払いで購入している。しかし95後は計画的に分割払いをしており、分割払いをする際は、現在の収入に応じて月々の支払い額や、商品が必要かどうかやどうしても買うべきかといった要素を考慮している。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年4月19日
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