春はアレルギーが発症しやすい季節で、皮膚に赤いポツポツができ、くしゃみがとまらず、目はかゆくなり、咳も続くというのが、多くの人を悩ませる最も典型的な症状だ。このほど行われた知乎塩サロンの情報イベント「春の不調を医師がサポート」で、北京協和病院過敏症科の医師・関凱さんは、「脱感作療法はアレルゲンの回避、薬物治療、アレルゲン免疫療法の3つの方法を通じて行うものだが、リスク、メリット、コストは患者によって異なる。患者一人一人に合わせて治療計画を立てる必要がある」と述べた。
関連データによると、世界には現在、アレルギー性疾患である花粉症の人が5千万人以上いる。北京エリアの場合、協和病院過敏症科の患者に占める呼吸器のアレルギー患者の割合は10%を超える。花粉症の治療では、まず原因となる物質に対する治療を行う。アレルギーを引き起こす花粉を回避する、脱感作治療を行うなどだ。花粉を避ける最良の方法は引っ越しして、花粉との接触を断つことだが、それが難しい患者の場合は、換気機能のある空気清浄器や花粉防止マスクを導入する。症状がはっきりと1年以上続く患者には、脱感作治療を行う。症状が重篤で、アレルゲンを回避することができない患者には、対症療法を行う。抗アレルギー薬を服用する、点鼻薬や点眼薬を局所的に用いるなどだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年4月21日
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