国際スピード郵便(EMS)を扱う北京EMS快逓公司が北京市順義区に建設した新処理センターが、このほど正式に発足して稼働をスタートした。同市初のEMSの集荷・仕分け、発送、中継が一体化した全機能型処理センターであり、一日あたり70万件の処理が可能で、処理効率も大幅に向上したという。北京日報が20日に伝えた。
新処理センターは順義区の首都空港貨物輸送基地プロジェクトの建設用地内にあり、敷地面積は約180ムー(約12ヘクタール)。航空貨物輸送パークがあり、円滑な陸上交通ネットワークを備え、空港の貨物倉庫、ターミナルビルから1~5キロメートル圏内にあり、貨物の輸送には非常に便利な場所にある。
同公司の関連部門責任者の説明では、「同センターの第1期建築面積は約4万4千平方メートルで、作業現場の面積は3万平方メートルになる。稼働後の処理能力は1時間あたり4万件、一日あたり70万件に達し、EMSの即日発送率は98.5%を超える」という。
これまで同公司の処理作業現場は各地に分散し、作業員の統一的配置が難しかった。新センターは集荷・仕分け、発送、中継が一体化した全機能型処理センターであり、同公司の既存の処理センターの機能を徐々に担うようになり、旧センターは越境ECパークに転身して、資源の最適な統合を実現する見込みだ。
同公司は全国最大の郵便物輸送センターであり、総合的な貨物・郵便物の中継・集散基地の一つ。北京地区にサービスを提供するだけでなく、東北、華東、西北、西南、中南の5大ルートで総合的貨物・郵便物中継業務を担う。新処理センターの完成は、中国郵政事業のEMSネットワーク構造の最適化、郵政EMS事業のサービスの質と市場競争力の向上にもプラスになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年4月21日
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