英国人材コンサルティング会社・ECAインターナショナルが発表した、世界の主要都市を出張で訪れた場合の出張費を計算した最新のランキング「出張コストレポート」によると、アジアで最も高かったのが中国香港地区だったことが明らかとなった。中国新聞網が伝えた。
ECAインターナショナルのアジア区域総監督の関礼廉氏は、「香港地区は東京に一度抜かされたものの、再度アジアトップに返り咲いた。今回の順位変動には、2017年の日本円下落が影響している。それにより日本の出張費も低下した」と話している。
香港地区の出張費は昨年の水準を維持しており、1日平均508ドル(1ドルは約107.7円)だ。現在東京の出張費は、1日平均501ドルとなっており、2016年の537ドルを下回る結果となった。
シンガポールの出張費はやや増加し、3位まで順位を上げた。現在シンガポールへ出張する場合、1日の出張費は479ドルで、前年の472ドルを上回っている。
同レポートによると、アジアの出張費ランキングの4位から10位は、ソウル、釜山、横浜、ダッカ、神戸、上海、澳門(マカオ)地区の順となった。
同時に、出張費が最も低いアジアの国は依然としてマレーシアで、ジョホールとクアラルンプールがランキング最下位となった。
香港地区はアジアの出張費トップとなったものの、全世界ランキングでは29位。1日に793ドルを支払う米ニューヨークの出張費が世界一高かった。
世界ランキング2位のジュネーブは欧州トップで、1日の出張費は702ドルに達する。
(編集TK)
「人民網日本語版」2018年4月23日
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