王毅国務委員兼外交部長(外相)は13日に北京でイランのザリーフ外相と会談した。新華社が伝えた。
王部長は「中国側は常にイランとの伝統的友好と包括的な戦略的パートナーシップを重視し、イランを『一帯一路』共同建設の重要なパートナーと見ている。イラン側と共に、両国首脳間の重要な共通認識を全面的に実行に移し、各分野の協力をしっかりと維持、発展させたい」と表明。
「中国側は断固として多国間主義を守り、国際合意の維持に尽力する。イラン核問題の最終合意はようやく得られた多国間主義の成果であり、国際的な不拡散体制の維持と中東地域の平和・安定に寄与する。最終合意の重要な一国として、中国側は最終合意の締結と執行のために多くの働きをした。次の段階で、中国側はイラン側を含む関係各国と意思疎通・協調を継続し、客観的で公正かつ責任ある態度で、引き続き最終合意の維持に努力したい」と述べた。
ザリーフ外相は「イラン側は中国との伝統的友好関係の発展を非常に重視している。中国側と『一帯一路』共同建設の枠組でコネクティビティ、インフラ整備などの分野の協力を実施したい」と表明。最終合意の維持という中国側の立場を高く評価したうえで、最終合意を支持する各国との意思疎通・協調を継続する意向を強調した。また、最終合意の持続的、包括的、有効な履行を確保することは各国共通の責任であり義務であるとの考えを示し、イラン側としても努力するとした。
両外相は関心を共有する国際・地域問題についても意見交換した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年5月14日
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