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動的センチ級測位を北斗がサポート

人民網日本語版 2018年05月18日13:09

ナビソフトは将来的に車が中央の車線を走っているか、左折レーンを走っているかを正確に判断するようになる。衛星・地上一体型高精度時空サービス「天音計画」が16日夜、上海で発表された。その誤差がわずか数センチという動的・高精度測位サービスが、世界に向けて提供されることになる。科技日報が伝えた。

16日の発表会見で、自動草刈りロボットが2メートル四方の枠内を走行し、会場の巨大スクリーンには、衛星測位によって明瞭な正方形が描き出された。動画を見ると、自動車は「千尋」測位を利用しており、その軌跡は滑らかで誤差は見られなかった。これと比べると、従来の測位サービスの軌跡の揺れ幅は、十数メートルに達していた。

測位サービス企業の千尋位置網絡有限公司は、衛星・地上一体型技術に基づく測位サービス「FindCM」により、その精度が2−5センチ級になる。業界から最も重視される「初回測位時間」は5秒に短縮された。そのため次世代測位サービスが、自動運転や無人機などの変革の基礎になるだろうとみられている。

同社の李戈楊副総経理は、「測位時間を大幅に短縮できたのは、国内で北斗地上強化基地を2200ヶ所設置したからだ。これらの基地は衛星と協力し、ユーザーに信号を提供する」と話した。

同社はさらに、海外120ヶ所に地上強化基地を展開している。「天音計画」は地球同期軌道衛星とインターネットを利用し、砂漠・海洋・高空などのネットが普及しておらずカバーが途切れる地域に対して、7×24時間の高可用率動的センチ級測位サービスを提供する。2021年には全世界のカバーを実現する計画だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年5月18日

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