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博物館が動画短編アプリ「抖音」とコラボ より身近な存在に (2)

人民網日本語版 2018年05月22日08:30

当時、博物館の関係者の中には、文化財は学問で、威厳があるもので、大々的に宣伝する必要はないと感じていた人もいた。しかし実際のところ、各博物館は民族文化の「遺伝子の宝庫」として、文化財一つ一つはその経歴に至るまで、尊敬に値し、広くPRされるべきだ。

故宮博物院の単霽翔院長は、「文化財は絶対に展示ケースでしか展示できないのかと考えている。実際には、一番大切なのは一般の人々の暮らしに溶け込んで、現実の生活とつながりを持たせることだ。これまでは確かに若者のことを誤解していて、若者は派手でチャラチャラしたものが好きなのだと思っていた。でも、今は、文化の要素が含まれたコンテンツというのは、年齢を問わず好まれるということが分かった。つまり、当博物館のこれまでの取り組みは不十分だった」と若者に向けて謝罪している。

実際、文化財を修復する職人たちの日常生活や取り組みを描いた中国中央テレビ(CCTV)のドキュメンタリー番組「我在故宮修文物」が放送されるようになってからというもの、大学卒業者1万人以上から、故宮の文化財修復の仕事に就きたいという応募があったという。文化財や文化に対する熱意は、人々が追求する素晴らしい生活の一部であるということがある程度言えるだろう。

博物館が「国際博物館の日」だけに、ジャンルを越えて一般の人々と触れ合うのではなく、今後は常に色々なスタイルで人々の生活に溶け込んでいってほしいものだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年5月22日


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