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食べられる食器、今後の展望は?

人民網日本語版 2018年05月22日08:28

中国の飲食デリバリーサイト「Elema」はこのほど、食べられる箸を発表した。これは小麦粉とバター、氷砂糖、牛乳、水で作られており、麦・抹茶・紫芋味の3種がある。保存期間は10ヶ月で、ゴミとして廃棄した場合でも1週間内に分解される。杭州日報が伝えた。

材料だけみると、箸の形をしたクッキーのようだ。「Elema」はこの「食べられる箸」で人々の興味と話題を集めている。

実は、インドのBakeys社は2016年に、食べられるスプーンを発売した。その売りとなっているのは、「エコロジー」だ。開発者のNarayana Peesapaty氏によると、この製品の原材料はコーリャンで、生産に必要なエネルギーはよく食器に使用されるPET(ポリエチレンテレフタレート)、EPS(発泡スチロール)、PLA(ポリ乳酸)を大きく下回る。生産コストが疑問視されていることについて、Peesapaty氏は「生産コストは100セットあたり4ドルで、一般的なプラスチック製と比べ高いが、生産量を拡大できれば同程度まで引き下げられる」と回答した。

Bakeysの発表によると、2016年4月18日までに、同社はこのスプーンを417万本販売した。すでに1500万人以上のインド人が、プラスチック製の代わりに食べられる食器を使っている。これはまさに朗報といえるだろう。

商業的に見ると、製品のコストを十分に引き下げ、さらにエコロジーの理念を宣伝できれば、経営者がこれを試みない理由はないのではないだろうか?(編集YF)

「人民網日本語版」2018年5月22日

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