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外交部、朝韓双方の和解・協力推進を歓迎

人民網日本語版 2018年05月28日11:30

新華社の海外特派員によると、米国のトランプ大統領、朝鮮の最高指導者・金正恩氏、韓国の文在寅大統領はこのほどいずれも米朝首脳会談を6月12日にシンガポールで開催したい考えを表明した。新華社が伝えた。

トランプ大統領は26日、金氏との会談が予定通り行われることを期待するとした。トランプ大統領は同日ホワイトハウスで報道陣に対して、米朝首脳会談の準備は「大変順調」に進んでいると表明。6月12日にシンガポールで開催することを今も望んでおり、「この点に変わりはない」とした。同日早く、ホワイトハウスは米朝首脳会談の準備のため先遣チームが予定通りシンガポールに向かうことを発表した。

朝鮮中央通信の27日付報道によると、金氏と文大統領は26日に板門店の朝鮮側で会談。金氏は6月12日に予定される朝米首脳会談に向けた文大統領の努力と苦労に感謝するとともに、歴史的な朝米首脳会談への「揺るぎない意志」を表明した。双方は会談で板門店宣言の迅速な履行、朝鮮半島の非核化実現と地域の平和・安定・繁栄、北南双方が直面する問題、朝米首脳会談の開催について踏み込んだ意見交換をした。

文大統領は27日に青瓦台(大統領府)で前日の韓朝首脳会談の結果を公表。双方は6月12日に米朝首脳会談が成功裏に開かれることを望むとしたほか、板門店宣言を速やかに履行すべきとの考えを改めて明確にした。

これについて中国外交部(外務省)の陸慷報道官は中国中央テレビ(CCTV)記者の質問に「われわれは関係方面の接触と連動の最新の進展に注意を払っている。関係各国が相互関係について示した善意、朝鮮半島の非核化推進、地域の平和・安定維持について示した前向きな姿勢を称賛する」と表明。「われわれは朝韓双方が板門店宣言の体現する対話・和解・協力の精神に従い、2度にわたる北南首脳会談での共通認識をしっかりと実行に移し、和解と協力を推し進め続け、たゆまず対話と協議を通じて相互信頼を築き、相互関係を改善して、朝鮮半島の緩和の勢いを持続させ、揺るぎないものにするために積極的な役割を果たすことを歓迎し、支持する」と指摘した。

陸報道官は「朝米首脳の直接の接触と対話が、朝鮮半島核問題解決の鍵だとわれわれは常に考えている。現在の情勢の下、朝米双方が朝鮮半島に最近生じた対話と緩和の勢いを大切にし、互いに善意を示し、向き合って進み、互いの懸念の対話と協議による解決に引き続き尽力し、朝鮮半島の非核化プロセスを推し進めることを希望する。中国側は朝米首脳会談の開催を断固として支持する。今回の会談が予定通り開催され、成功を収め、朝鮮半島に平和をもたらし、世界によい知らせをもたらすことを期待する」と表明。

さらに、陸報道官は「隣国として、中国側は終始朝鮮半島非核化の目標を堅持し、朝鮮半島の平和・安定を堅持し、朝鮮半島問題の対話と協議による解決を堅持しており、引き続き朝鮮半島問題において積極的な建設的役割を発揮する」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年5月28日

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