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日本から米国まで泳いで渡ろうとしている仏人男性 何のために?

人民網日本語版 2018年06月07日10:10

日本から泳いで太平洋を横断して米国まで行こうとしている男性がいるという。英国放送協会(BBC)のサイトによると、それはフランス人のベン・ルコントさん(51)で、すでに日本を出発している。もし成功すれば、太平洋を泳いで横断した初のケースとなる。中国日報網が報じた。

ルコントさんは、一日8時間のペースで泳ぎ、約6ヶ月後に米国西海岸にたどり着く計画を立てている。しかし、その過程では、サメやクラゲの群れ、天候不順、非常に低い水温などのリスクが付きまとう。

約5500マイル(約1万キロ)に及ぶその過程で、ルコントさんは、気温の変化に対する理解を深めたいと考えており、科学者グループも随行して研究を実施している。その研究は、プラスチックゴミ、激しい運動による心臓への影響、福島第1原子力発電所から漏れた放射性物質の海洋に対する影響などだ。

米国で暮らしているルコントさんは、このチャレンジのために、毎日屋外で何時間も泳ぐなどして、6年もかけて準備してきた。

ルコントさんは、フランス通信社(AFP)の取材に対して、「肉体的な資質よりも精神的な部分のほうがはるかに重要。毎日、ポジティブなことを考えるようにしなければならない。もし、頭が真っ白になってしまうと、困惑した状態に陥り、面倒なことが起きてしまう」と語った。

チャレンジ中、ルコントさんは毎日、ルーティンを繰り返していく。8時間泳いだ後、サポートする船に乗って食事をし、就寝するというのがその内容だ。また、十分な体力を保つために、毎日8000キロカロリーを摂取することを目標としている。

実際には、今回のチャレンジはかなり前からルコントさんの頭の中にあった。ルコントさんは1998年、73日かけて6400キロを泳ぎきり、大西洋を泳いで横断した初めての人となった。当時、フランスにたどり着いた時の第一声が「もう二度とこんなチャレンジはしない」だったという。しかし、ルコントさんはその後すぐに新たなチャレンジを探し始めた。

(編集KN)

「人民網日本語版」2018年6月7日 

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