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外交部がプーケット沖沈没事故の最新情報発表 実際に乗船していたのは122人

人民網日本語版 2018年07月10日16:03

中国外交部(外務省)の華春瑩・報道官は、9日に行われた定例記者会見において、タイ・プーケット島沖で生じた遊覧船沈没事故の救援活動に関する最新情報を紹介した。それによると、遊覧船2隻の乗客名簿にあった中国人計127人のうち、5人は実際には乗船しておらず、乗っていたのは122人だったことが確認された。実際に乗船していた122人のうち75人は救助されたが、41人は死亡、6人は行方が分かっていない。現在、中国側が派遣した救援隊とタイ側とが引き続き捜索救援活動に全力で取り組んでいる。新華社が伝えた。

華報道官は、「中国側はタイに対し、潜水による捜索救援活動の範囲を引き続き拡大し、各方面の力を総動員して捜索を進めるよう求めている。タイ側はすでに、『連絡が途絶えている中国人観光客の行方が判明しない限り、捜索活動は打ち切らない』と表明している。中国は在タイ中国大使館・領事館と外交部、文化部、観光部、交通運輸部で構成された連合作業チームがタイ側と協力し、沈没事故に巻き込まれた中国人観光客およびその家族に対する救援に全力で取り組んでおり、犠牲者の遺体保存や身元確認などの問題について、タイ側と密接に意思疎通を図っている。タイ側はこれまでに、家族連絡センター3ヶ所と受け入れセンター1ヶ所を設けており、事故による死傷者とその家族のために、家族への交通費や食費、宿泊費の提供やマンツーマンによる相談サービスなど、事後処理に関するサポートを行っている」とした。

また、「タイのプラユット・チャンオチャ首相は8日、プーケット沖遊覧船沈没事故に関し、習近平主席と李克強総理に親書を送り、事故の犠牲者に深い哀悼の意を示し、犠牲者の家族と負傷者に心からの慰問の意を表した。同日、タイのドーン・ポラマットウィナイ外相も王毅・国務委員兼外交部長も慰問の意を示す電報を送った」とした。

その上で、「チャンオチャ首相は、『タイ王国政府とあらゆる関連部門は、今回の事故の処置を極めて重視しており、事故に巻き込まれた人々に対する緊急の捜索救助と適切な対応を速やかに実施した。また、ただちに捜索救助指揮センターを立ち上げ、捜索救助活動を前向きに展開、事故の全面調査にも取り組んでいる』としている。タイ側は、引き続き全力で行方不明者の捜索にあたり、事故の被害者およびその家族に必要な支援・サポートを提供している。タイ政府は、このような悲劇が二度と再び発生することのないよう、最大の努力を尽くす決心を固めている」と紹介した。

さらに、「在タイ中国大使館は、中国人観光客およびその家族に支援を提供するため、空港や病院に担当職員を派遣した。以前に発表した在タイ中国大使館救援ホットライン(0066-642351752/0066-820367651)のほか、在ソンクラー中国総領事館プーケット領事事務室は、証明書発行サービス24時間優先ルートを設けた。サービスホットラインの電話番号は、0945956158(国内からは0066-945956158)」としている。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年7月10日

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