中国と欧米からの観光客約140人ちかくを乗せた遊覧船3隻が5日午後5時45分ごろ、プーケット島に戻る途中で突然の暴風雨に見舞われ、コーラル島やマイトン島付近などで転覆した。プーケット海事局と水上警察は、「6日未明の時点で、今回の転覆で中国人観光客1人が死亡、中国人観光客76人が救助されたほか、安否確認が取れていない人が数十人に上っている」と発表した。人民日報海外版の公式サイト「海外網」が伝えた。
北京時間6日午前6時50分の時点で、プーケット海事局と水上警察は、「6日午前4時の時点で、今回の転覆事故により、1人が死亡、53人が行方不明(うち50人は中国人)、76人が無事救助された。今のところ、負傷者のうち5人が病院に搬送され手術を受け、6人が病院で治療観察中、その他の救助された観光客の多くはすでに病院を後にしたり、直接ホテルに戻った」と発表した。
在ソンクラー中国総領事館は、事件発生後ただちに緊急対応体制を敷き、夜を徹して救援チームを事故現場に派遣、捜索活動に全力であたるようタイ関連当局に要請した。また、負傷した観光客を慰問し、観光客と家族が必要とする支援を提供するために、教員・留学生で組織されたボランティアチームを病院に向かわせた。
事件発生後、プーケット市長は速やかに現地に赴き捜索と救援活動の指揮にあたったほか、海軍や水上警察、観光警察などの関連部門が複数の救助船とヘリコプターを出動させ、海上と上空から共同で捜索活動を進めている。海事局や災害防止センター、観光客救助センター、各大型病院はいずれもスタッフを埠頭に派遣し、救援の後方支援活動にあたらせている。事故発生現場は、風が強く波も高く、現在も5メートルの波が観測されており、捜索活動は困難を極めている。
6日午前10時50分に発表された最新の情報によると、今回の転覆事故により、17人が死亡、76人が無事救助された。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月6日
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