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【独占インタビュー】笹川陽平会長、人材育むSylffプログラム基盤に更なる中日友好を (2)

人民網日本語版 2018年07月23日15:46

「笹川良一ヤング・リーダー奨学基金25周年記念式典」が北京市で開催(6月30日、撮影・袁蒙)。

中国で展開中のSylffプログラムとは

1987年に人類の平和と利益のため、積極的にグローバル事業に携わり、リーダーシップを発揮できる優秀な人材育成を目的に設立された奨学金プログラム「Sylff」。中国では1992年から展開し始め、教育部の推薦を受け、北京大学と蘭州大学、吉林大学、南京大学、復旦大学、新疆大学、内蒙古大学、雲南大学、重慶大学、中山大学の重点大学計10校がSylff校に認定された。通常の奨学金制度と異なり、Sylffは奨学金を受給して終わりではなく、継続的な支援が続けられる。また奨学金の受給以外にも、同プログラムのフェローは様々な学術研究や交流プログラムにおいて支援を受けられ、同時に卒業生同士による世界的なネットワークを組んで、互いに協力し合える仕組みの構築に取り組んでいる。

Sylffの設立から30年以上が経ち、同プログラムのフェロー数はすでに1万6千人以上となり、その過半数を中国人が占めている。笹川会長は、「Sylffプログラムの奨学生選抜は各大学に一任しているが、25年間で実に多くの優秀な人材が輩出された。毎回各大学を訪問し、研究成果の発表を聞くのが一番楽しみ。素晴らしい生徒たちを支援しているという実感が沸く。中国では『1年で成果を上げたいなら穀物を植え、10年で成果を上げたいなら木を植えなさい。人を育てるには100年が必要』と言われているが、わずか25年でこれほど立派な人材が育った」と感慨深げに語った。今後中国における募集拡大計画の有無については、「Sylff校の数を増やすことはないが、既存のSylff校における募集人数拡大の可能性はある」とした。


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