オーストラリアの科学者の研究によって、運動量の多い人は寿命が10年伸びる可能性があることが分かった。生命時報が報じた。
オーストラリア・シドニーの「Westmead Institute for Medical Research」の科学者らが、50歳以上の男女1500人を対象に10年の追跡調査を行ったところ、1週間の代謝当量(MET)が5000を超えると、運動量の多い人は、脳卒中や心臓病、狭心症、がん、糖尿病などに罹患する確率が半減することが分かった。METは運動強度の指標であり、活動・運動を行った時に安静状態の何倍の代謝(カロリー消費)をしているかを表している。
研究者によると、毎週5000 METの運動は、ウォーキング21時間分或いはジョギング10時間分に相当する。ジョギングが苦手な場合、水泳やヨガなどをするのもいい。高齢者の場合、5000 METに達するのは難しいかもしれないが、運動量が少なかった人には、できるだけ運動したほうがいいとアドバイスしている。また、強度の低い運動しかしていない人も、可能な限り強度が高い運動をすると、気分転換を図れるほか、寿命も伸びる可能性があるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月10日
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