青少年のネット利用習慣を理解する目的で、香港コンピュータ学会は、このほど開催された「2018年上海・香港地区・台湾地区の青少年のためのITサマーキャンプ」期間中に、この3ヶ所からキャンプに参加した青少年120人を対象としたアンケート調査を実施した。青少年たちのネット利用習慣には、「スマートフォンを用いてネットに接続するケースが最も多い」、「毎日平均1時間から3時間ネットに接続している」、「ネット接続の目的は、SNSの利用が中心」、「パスワードを定期的に変更する習慣はない」など、複数の共通点があることが、調査から明らかになった。オンライン消費の面では、「消費額は500香港ドル(約7千円)未満」と答えた青少年の割合は5割に達した。香港商報の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
香港コンピュータ学会の調査によると、インターネット接続のために上海・香港地区・台湾地区の青少年が最も頻繁に利用するのはスマートフォンだった。「1日あたり平均ネット接続時間」については、香港地区の青少年のうち、「1時間から3時間」と答えた人は67.5%、「4時間以上」も約30%を占めた。香港地区と台湾地区の青少年については、1日あたり平均ネット接続時間は、「1時間から3時間」だった。
ネット接続の目的については、香港地区の青少年は、「SNSの利用」が最も多く、「学習および宿題」、「リアルタイム通信と娯楽」が続いた。香港地区の青少年のうち、「この1ヶ月以内に、オンラインショッピングを行った」と答えた人は6割に上ったが、オンラインショッピングは、彼らにとってネット利用の主要目的という訳ではなかった。「過去1ヶ月のオンライン消費額は500香港ドル未満」とした回答者は約50%に上り、ネット利用の目的は、オンラインショッピングやオンラインゲーム・娯楽が圧倒的多数を占め、「学習・読書」が目的とした人は19.3%にとどまった。一方、上海と台湾地区の青少年にとって、ネット接続の主な目的は、「SNSの利用」で、「過去1ヶ月間にオンラインショッピングをした」と答えた人は50%に満たなかった。
決済ツールについては、香港地区の青少年は、「アリペイ(支付宝)」と「クレジットカード」の2種類を主に使用していた。台湾地区では、「代金着払い」による支払いを選ぶ人が大多数を占め、上海の青少年は、微信(Wechat)の決済サービス「Wechat Pay」が一般的だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年8月10日
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