6.精神的により健康になる
甘いものと心の健康にも何かつながりがありそうだと思っている人も多いだろう。実際、最新の研究によって、糖分の多量摂取には、うつや不安などの精神衛生上の問題を引き起こすリスクと関係があることが分かっている。
特に砂糖との関係がはっきりしているのが「不安」だ。砂糖の摂取が不安の直接原因ではないが、血糖値がアップダウンするローラーコースター状態が続くと、アドレナリンとインシュリンが分泌され、不安を抱いていた人の状態を悪化させる可能性がある。
7.気分がよくなる
これはすべてホルモンの働きとなる。砂糖は新しい脳の神経細胞を作るのに必要な、BDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれるホルモンの分泌を抑制する。気分が落ち込みやすい人はこのBDNFの分泌量が少いため、糖分を摂取するとさらにBDNFの分泌が減って気分が落ち込み、うつ状態になりやすい。ホープさんによると、砂糖断ちをすればBDNFの値が改善するため、気分もよくなるという。
8.肝臓の働きがよくなる
「余分な砂糖(特に果糖)や甘味をつけた飲料は、非アルコール性脂肪肝疾患と強く結びついている」とホープさんは指摘。そして、「果糖はグルコースなしには肝臓で代謝することができないため、過剰に摂取すると肝臓の周りにたまる。砂糖を断つと、非アルコール性脂肪肝疾患のリスク軽減にもつながる」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn