9月3、4両日に開催される中国アフリカ協力フォーラム北京サミットに、現在誰しもが切なる期待を寄せている。人民日報が取材した中国国内の専門家は北京サミットについて、より緊密な中国アフリカ運命共同体の構築に着眼して、中国アフリカ協力がさらに高い水準へと邁進するための新たな道筋を定め、中国とアフリカの人々が心と手をつなぎ家族のように親しくする新たな旋律を奏でるとの認識を示した。
「『中国とアフリカはかねてから運命共同体』に関する習近平国家主席の論述は、中国アフリカ関係の歴史と未来を非常に正確に示した。中国は世界最大の途上国、アフリカは途上国の最も集中する大陸であり、双方は歴史的境遇と現実的追求が似通っており、運命と苦楽を共にしている」。中国の駐アルジェリア大使、駐チュニジア大使、駐エジプト大使を歴任した安恵侯氏は「中国は長年、アフリカに無私の援助と支持をしてきた。中国の改革開放が40年間に多大な発展の成果を得たことで、アフリカ諸国はなおさらに中国発展の成功経験と国家運営策を参考にすることを望んでいる。保護主義勢力、一国主義勢力が台頭する現在、中国とアフリカの協力は双方が共同でグローバルな試練に対処し、互恵・ウィンウィンを実現するうえでプラスだ。北京サミットはより緊密な中国アフリカ運命共同体を築くために広大な空間を切り開くと信じる」との考えを示した。
中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所副所長の李新烽氏は「改革開放の推進により、中国経済は急速な発展を遂げ、アフリカも中国からより多くの支持を得た。中国アフリカ協力フォーラム発足後の18年間で、中国アフリカ関係は包括的・安定的かつ健全で迅速な制度化発展の軌道に入った。特にインフラ整備分野は実り豊かな成果を挙げた。中国とアフリカは似た歴史的境遇と共通の奮闘目標を有する。中国アフリカ関係制度化の発展プラットフォームである中国アフリカ協力フォーラムは『一帯一路』構想と並行して共同で進み、中国アフリカ協力に広大なプラットフォームを提供した。『一帯一路』構想をアフリカ諸国の発展戦略と連携させる際には、アフリカ各国の特色と実情の違いを念頭に置き、戦略連携の差別化を図り、各国により異なるニーズを満たす必要がある。このようにして、『一帯一路』構想がアフリカ諸国の発展に提供する原動力は一層十分なものになる」との考えを示した。
中国国際問題研究院中国―アジアアフリカ協力センター執行副センター長の曾愛平氏は「近年、中国とアフリカの協力は深まり、中国アフリカ『10大協力計画』を代表に各分野を包含している。北京サミットは引き続きインフラ整備、投融資、電力エネルギー、工業団地の建設などアフリカの発展に焦点を合わせる。これらは双方協力の重点であり、アフリカ諸国が早急に発展を要する分野でもある。中国とアフリカの協力はアフリカの発展上のボトルネックを打破し、アフリカを人材・資金面で支援するうえでプラスだ。中国とアフリカの協力は互恵的でウィンウィンだ。近く採択される『中国アフリカ協力フォーラム―北京行動計画(2019-2021年)』は平和と安全、人的・文化的交流、発展など各分野を含んでおり、中国とアフリカの協力の深化を体現している」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年8月24日
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