▽仕送りか自分で稼ぐか
00後の大学生は、個人の生活の質を特に重視し、生活費もゆとりがある。個人の消費額は90後よりも多いが、自立志向が強く、資産運用の意識もこれ以前の学生を大きく上回る。
90年生まれの木木さんも周りの学生と同様、学生時代には資産運用について特別な考えはなく、貯金は親からもらった生活費の一部をやりくりして捻出したものだった。
木木さんは、「大学4年で約1万元を貯めた。今考えると大したことはないが、当時は『一万元長者』は同級生の羨望の的だった。4年生の時には、実習でもらった手当のほか、収入はゼロだった。周りの同級生たちに資産運用という概念はなく、みんな生活費を節約して、とにかく安いものを食べ、外食はめったにしなかった。当時は資産運用というものをまったくわかっていなかったので、1万元は銀行に預けっぱなしだった」と振り返った。
00後の多くが、経済的に早く自立することを、学生時代の目標の一つに掲げる。
00後の宋さんは、「学生時代にはお金を稼ぐことがいつも目標になる」と述べた。
宋さんは、「小さい頃から伝統楽器の古筝を習っていて、先生から演奏する機会を紹介してもらえる時があり、1回の演奏で300元から500元のギャラがもらえる。携帯電話でECの副業もやっているので、大体一日に100元ほど稼いでいる」という。
経済的に早く自立したい。これが多くの大学に入ろうとしている00後学生の考え方だ。10年前に比べて、考え方は大きく進歩したといえる。「お金は稼ぐもので、もらうものではない」というのが00後の資産運用の概念であり、一日も早く自立して親に負担をかけないことを目指している。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年8月31日
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