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未成年者のネット使用開始年齢の低年齢化続く 10歳前から使用が7割超

人民網日本語版 2018年09月12日11:00

「青少年青書――2017-2018年中国未成年者インターネット使用・閲覧実態報告」が北京で10日に発表された。青書によると、未成年者のネット使用開始年齢は、数年前から低年齢化が進んでいる。未成年者のスマホ所有率が年々上昇するのに伴い、未成年者によるネット使用への敷居も低くなっているのが現状だ。北京晨報が伝えた。

〇「10歳までにネット使用を開始」7割超

青書によると、「中国未成年者インターネット使用状況調査課題チーム」は、2006年以降、18歳以下の未成年者を対象に、インターネット使用状況をめぐる調査を続けており、2017年までに9回にわたる調査を行っている。過去約10年間の調査データから、未成年者がネットを使用し始める年齢は、低年齢化の傾向が続いていることが判明した。2017年末の調査データによると、調査対象となった未成年者によるネット使用の総普及率は98.1%に達し、10歳までに初めてネットを使用した未成年者の割合は72.0%と、2010年の55.9%から大幅に上昇している。このうち、2017年末の時点で、7歳(就学)までにネットを使い始めた未成年者の割合は27.9%に上った。

未成年者がインターネットを利用してオンライン学習を行う割合は、著しく高まっている。ネット接続が目的であれ、実際の応用が目的であれ、未成年者がネットを利用してオンライン学習を行う状況は、あまねく増加しており、人数的な割合も増加傾向にある。

未成年が学習においてネットを利用することで、学習効率が最大限に引き上げられるものの、ネット接続時間が長すぎることにより引き起こされる問題も一部存在する。2017年の調査によると、調査対象となった未成年者が自分専用のスマホを保有している割合は73.1%に達し、うち都市部の未成年者の割合は75.4%、農村部は67.6%だった。小学生が「自分専用のスマホ」を保有している割合は64.2%、中学生は71.3%、高校生は86.9%だった。未成年者のスマホ保有率は年々上昇しており、未成年者のネット接続も便利になっている。


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