中国国家教育部(省)はこのほど、2019年「大陸部の一部大学による入学試験免除による香港地区学生募集計画に関する具体的手配」を発表した。同計画に参加する大陸部の大学・高等専門学校は、7校増えて109校となり、「校長推薦計画」枠は、1校につき6人から8人に増えた。香港特区政府教育局は8日、この計画に対して歓迎の意を示した。人民日報海外版が伝えた。
教育局報道官は、「大陸部の大学による入試免除での香港学生募集計画は、2019年も引き続き改良が進んでいる。より多くの大陸部の有名大学が同計画に参加することを歓迎する。これにより学生にもより多くの選択肢が提供されることになる」とコメントした。
新計画によって新たに参加が決まった大陸部の7校は、中央音楽学院、中央戯劇学院、中央美術学院、湖北大学、広東海洋大学、長安大学、蘭州大学。「校長推薦計画」に参加する学院・大学の最低合格ラインは変わらない。募集手順も、従来の申請方式がそのまま採用され、オンライン申請と手続き先での直接確認を組み合わせた方法で進められる。
香港特区政府の教育政策に基づき、条件を満たす香港地区の学生は、指定の大陸部学院・大学で学士課程を修める場合、「大陸部大学スカラシップ計画」に参加することが可能。世帯所得関連審査をパスすれば、年間1万6800香港ドル(1ドルは約14.5円)の全額援助もしくは8400香港ドルの半額援助を受けることができる。世帯所得関連審査を受けない場合の援助は、年間5400香港ドルとなる。
特区政府教育局と国家教育部は、入試免除による学生募集プログラムの具体的な内容を学生と保護者により良く理解してもらうために、12月1日と2日の両日、「2018年大陸部高等教育展」を共同で開催する予定。2019年入試免除学生募集計画に参加する大陸部の学院・大学109校が同イベントに参加、各校の関連情報が紹介される。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年10月9日
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