ブロックチェーン業界が、就職活動中の若者の間で人気の業界となっている。ブロックチェーン業界は現在、発展初期であるものの、資金が集まり、大手企業が参入していることもあって、従事者の報酬が高くなっている。北京晨報が報じた。
求職サイト・猟聘網が発表した「第一四半期(1-3月)中高レベル人材の報酬と流動ビッグデータ報告2018」によると、同期、ブロックチェーン業界の中高レベル人材の平均報酬は34万900元(1元は約16.15円)で、トップだった。別の求職サイト・BOSS直聘が発表した「オンシーズン人材動向報告2018」によると、18年はブロックチェーン業界に人材が最も人気となっており、その勢いは人工知能(AI)業界をも超えている。今年の1-2月期、ブロックチェーン関連の人材募集数は、前年同期の9.7倍になった。
業界では人材不足が深刻で、募集要項にマッチする人材も少なく、需要と供給のバランスが悪いため、報酬が高騰する結果になっている。シンクタンクの鏈塔智庫が発表した「2018年ブロックチェーンの人材募集分析報告」によると、今年9月の時点で、ブロックチェーン関連の技術者の平均月収は3万元で、1-3月期に比べて5.3%上昇した。最新版の2018年胡潤富豪ランキングには、ブロックチェーンの大物14人がランキング入りし、その平均年齢は32歳だった。OKブロックチェーンの創始者である徐明星氏は、資産額100億元で354位だった。
徐氏は、ブロックチェーン業界は今後、95後(1995-99年生まれ)世代に人気の業界になると見ており、「ブロックチェーンは、P2P(ピアツーピア)のネットワークで、一人一人の端末、例えば、スマホ、パソコン、さらにインターネットに接続できる自動車までもを、ブロックチェーンにおけるポイントになることが可能だ。ブロックチェーン技術の背後にあるアルゴリズム、ハッシュレートが、ブロックチェーンを改ざんすることのできないデータバンクを確保してくれる」との見方を示す。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月30日
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