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ブロックチェーン人材ニーズが636%増加 4-6月

人民網日本語版 2018年10月12日10:41

就職情報サイト・智聯招聘が10日に発表した「2018年ブロックチェーン人材需給・発展研究報告」によると、今年はブロックチェーンの人材ニーズが急激に増加している。同サイト全体のビッグデータに基づき、2017年第3四半期を基準とすると、18年第2四半期には人材ニーズが636.83%増加した。「北京商報」が伝えた。

ここ数年、ブロックチェーンは人工知能(AI)、仮想現実(VR)、ビッグデータなどのかねてより人気の高い先端技術と並んで、国に非常に重視されるようになった。昨年7月には、国務院が「次世代の人工知能発展計画の通達に関する通知」の中に、ブロックチェーン技術とAIの融合を促進し、新型の社会信用システムを構築し、対人関係のコストやリスクを最大限軽減すると記した。国務院は同10月にも「ブロックチェーンの革新・応用の積極的推進に関する指導意見」を発表して、ブロックチェーンやAIなどの新興技術を研究・利用して、ブロックチェーンに基づく信用評価メカニズムを構築する必要があると提起した。

ブロックチェーン人材のニーズは主に金融とコンピューター産業に集中する。ブロックチェーンが関わる分野が急速に発展するのにともない、国内の多くの企業もますますブロックチェーンを重視するようになり、関連業務に乗り出してその展開に力を入れるようになった。中でも開拓発展に大きな力を注ぎ、成熟した応用を進めるBAT(百度<バイドゥ>、阿里巴巴<アリババ>、騰訊<テンセント>)陣営が中心的存在だ。騰訊は供給チェーンの金融とゲームを中心に事業展開を進め、アリババはモノのインターネット(IoT)を中心に据え、百度はサービスプラットフォーム「百度図騰」を打ち出し著作権分野で先行する。

ブロックチェーンの概念が発展を続け、ニーズが激増する中、重点投資分野を見いだし、一旗揚げようと乗り出す人が大勢いる。智聯招聘のビッグデータでは、過去1年間にブロックチェーン関連のポストに履歴書を送った人が産業全体のニーズを大幅に上回り、3.6倍に達した。また現在、ブロックチェーンの人材供給は十分にあるが、技能を有する人材は非常に不足している。こうした局面がブロックチェーン分野の人材フローに「虚偽の繁栄」現象をもたらしてもいる。表面的にみれば求職者が殺到しているようだが、雇用する企業からみると、本当にニーズを満たせる人材は少ない。またブロックチェーン人材は高額の給与とバランスが取れておらず、ストック人材の給与はさらに高額だということがある。給与の分布状況をみると、ブロックチェーン人材の給与が最も多いのは、月収ベースで1万〜1万5千元(23%、1元は約16.2円)と1万5千〜2万5千元(29%)だった。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年10月11日

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