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画期的なイノベーション製品が深セン高交会に続々登場

人民網日本語版 2018年11月16日08:40

石材彫刻ロボット。(撮影:蔡敏■<女へんに捷のつくり>)

お経を読んだ回数を記録するスマート数珠、水深150メートルまで潜れる水中ドローン、耳をふさがないヘッドフォンなど、開催中の第20回中国国際ハイテク成果交易会(高交会)には、高い科学技術力を備えた画期的な製品が続々登場している。中国新聞社が伝えた。

中国科学技術部(省)の専用会場では、エアバス「A320」機の飛行訓練装置のところで、来場した企業の関係者が操縦に夢中になっている様子がみられた。体験者は機長の席に座り、プロの教官の指導を受けながら、航空機の操縦を疑似体験し、離陸、着陸などを試みていた。

この装置を開発した哈爾浜(ハルビン)ライト兄弟科技開発有限公司の楊冬・市場マネージャーは、「今年は弊社が初めて高交会に出展した年で、会場に展示したコックピットのレプリカは実物大で忠実に再現されており、飛行の論理と飛行データはすべて本物と同じだ。弊社が製造する装置はプロ飛行士の訓練育成にも使用できるし、学生の科学教育や一般向け疑似飛行体験にも利用できる」と述べた。

情報技術・製品展示ブロックでは、深セン市吉影科技有限公司のスマート水中ドローン「タイタニック号」が、担当者に操縦されて水中で動き回るデモンストレーションを披露していた。同公司の王興慧販売ディレクターは、「『タイタニック号』には6つのスクリューがついていて、水深150メートルまで潜って作業することができる。飛行時間は最長4時間で、水中での遊びや撮影などのニーズに十分に応えられる」と説明した。

台湾地区のすぐれた製品を集めた台湾精品館では、一見普通の数珠が企業関係者の注目を集めていた。台湾貿易センターの担当者彭湘尹氏は、「この数珠はお経を読んだ回数を記録したり、振動でお経を読むタイミングを知らせてくれたりする。スマートブレスの機能も備えており、仏道修行の合間に、歩いた歩数のチェックや睡眠、心拍数のモニタリングも可能だ」と説明した。

深セン市韶音科技有限公司は今回の高交会で骨伝導ブルートゥースヘッドフォンを披露した。同公司の杜亮・大エリアマネージャーは、「骨伝導ブルートゥースヘッドフォンなら側頭骨と蝸牛を通して音を聴覚神経に到達させることができるので、普通のヘッドフォンのように鼓膜を痛めることがない。両耳をふさぐこともないので、自転車やジョギングなどのアウトドアシーンで音楽を聴いていても危なくない」と説明した。

深セン市柔宇科技有限公司も最新の製品を披露した。世界初のたためる柔らかいディスプレーの携帯電話「フレックスパイ」だ。同社の担当者・劉韻雅氏の説明によると、この携帯は折りたたんでポケットに入れることができ、広げればタブレットコンピューターになり、大画面と携帯性との長年にわたる矛盾を解決した製品だ。同公司はこの製品のためにオペレーティングシステム「WaterOS」も開発し、大画面の時、さまざまな角度で折りたたんで使用する時など、アプリケーションはそのときの画面の状態に合わせて自動的にサイズを切り替えるという。

以上の画期的製品のほかにも、今回は人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、5G、ドローン、ブロックチェーン、仮想現実(VR)/拡張現実(AR)などハイテク分野の展示品が目白押しで、全部見るのには相当な時間がかかる。今回は米国、韓国、欧州連合(EU)など41ヶ国・地域・国際機関の企業3356社が1万点を超える出展を行った。出展国の数は過去最多だという。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年11月16日

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