2018年11月16日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

政治|経済|社会|文化|中日
科学|写真|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

「ダブル11」おやつビッグデータ:食いしん坊はますます健康志向に

人民網日本語版 2018年11月16日17:13

天猫(Tmall)の「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」ショッピングイベントが幕を閉じ、各種消費ビッグデータが次々と発表されている。15日、おつまみ・おやつ類は、新たな購買力を代表する業界のひとつとして、今年の「ダブル11」で活況を見せた。食いしん坊の間食摂取において、「健康志向」がますます高まっていることは注目に値する。中国証券報が伝えた。

ナッツ販売専門サイト「三只松鼠」は「ダブル11」当日、わずか10分で売上1億元(約16億3400万円)を突破したほか、お菓子メーカー「良品舗子」やナッツ専門店「百草味」も次々と「売上1億元台」に突入した。食品類のうち、おつまみ・おやつ類の販売状況は、アルコール飲料や乳飲料などの各種サブカテゴリ―をはるかに凌ぐ勢いを見せた。

一体、どんな「食いしん坊」が、これほどおやつ類を好むのだろうか?彼らは一体、どの地域に多く分布しているのだろう?

ビッグデータによると、2018年、5分以内に購入を決める消費者の数は、2017年比30%増加した。これらの「食いしん坊」が多く分布しているのは、江蘇、広東、浙江、山東、河南、安徽、福建、四川、湖北、江西という、消費額・人口ともに多い十大省だった。このうち江西省の「食いしん坊」は商品の購入スピードが極めて速く、発注スピード上位10省(区)の第10位にランクインした。また、福建省の「食いしん坊」は、去年よりさらに積極的になり、発注者数は大幅に増加した。

現在の「食いしん坊」は以前と比べ、より「薄味」を好む傾向が高まっている。ビッグデータによると、消費者に人気が高い製品トップ10は、マカダミアナッツ、ドライマンゴー、甘栗、レーズン、クランベリー・クッキーバーなど。このうち、上位3製品の注文量は全体の5割近くを占めた。興味深いことに、2017年のトップ10製品には、麻辣風味のこってり味のものが入っていたが、2018年にランクインした製品はすべて、ミルク味や素材の味が残る薄味のものばかりだった。

このほか、ドライフルーツ製品が最も良く売れた都市トップ10を見ると、北京とハルビンという二大北方都市を除く残りの8都市は、いずれも南方都市(上海、広州、杭州、武漢、南京、深セン、蘇州、重慶)だった。この結果は、南方人の消費習慣や食習慣と密接に関連している。

肉類や煮込み肉料理の消費では、素材の味を活かした製品の人気が高く、また、注文数が多かったのは、北京のほか、上海・杭州など長江デルタ地域に集中していた。煮込み味を好む省トップ5は、浙江、江蘇、広東、山東、安徽で、スパイシー・ピリ辛・酸味などのこってり味が好まれた。

消費のアップグレードと健康理念の提唱が高まるにつれて、「食いしん坊」の消費スタイルも「食べるほど健康になる」というすう勢が拡大し、「ヘルシー志向」がますます強まっている。2017年と比べ、2018年の売上トップ10製品のうち、ナッツおよびドライフルーツ類の割合が20%上昇した。このような状況から、ナッツとドライフルーツは、「食いしん坊」にとってメインのおやつになったといえる。

消費のアップグレードに伴い、おつまみ・おやつ類はだんだんと、グローバルグルメの「間食化」、地方グルメの「間食化」、そして「間食による正式な食事の代替化」といった傾向を見せるようになり、「ヘルシー」はだんだんと重要な参考指標となりつつある。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年11月16日

コメント

最新コメント