DeNAがタクシー事業を手がけるのはこれが初めてではない。今年4月には神奈川県で配車サービスの実証実験を行い、当時の契約車両は5500台しかなかったが、素晴らしい出来栄えで、新鮮な乗車体験によりDeNAタクシーに乗った人はタクシー利用回数が他社の乗客の5〜6倍に達した。このような立派な業績に、さらに広告収入で運賃をまかなうという柔軟な料金制度の強い誘致力が加わって、DeNAは来年春にも大阪や京都を代表とする関西市場に打って出ることを検討している。
DeNAは、「続いてより多くの新しい乗車体験を打ち出してお客様を惹きつける。計画では予約管理ソフトと連動し、さまざまな予約のお客様に向けて車を手配する。たとえば外食産業と連携した、宴会参加者のための配車サービスなどが考えられる」としている。
日本ではタクシーの相乗り、自家用車がプラットフォームと提携して客を乗せる行為などは法律で規制されている。DeNAの現在の弱みは契約車両に限界があることで、同計画がプラットフォームの人工知能(AI)の優位性に基づいて混戦状態のオンライン配車市場で抜きんでることができるかどうか、しばらく様子を見る必要がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年12月20日
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