中国と米国の環境健康学者が主導する研究によると、緑の多い居住環境は高齢者の寿命延長を促進する可能性がある。関連成果は1月、世界的に有名な医学専門誌「ランセット」の関連誌「Planetary Health」に掲載された。
研究チームは中国の22省在住の80歳以上の高齢者2万3754人を対象に、14年にもわたる追跡調査を行った。うち農村地域の居住者は79.5%。その結果、高齢者の居住地から半径250メートル内の植生指数が最も高かった高齢者の死亡率が、最も低かった同年齢の人より27%低かった。
同チームの責任者、昆山杜克大学の紀思翰博士は「これは中国内陸部の高齢者の寿命と居住地の植生指数の関連度を初めて調べた研究だ。この研究は中国が生態文明の青写真を描き、高齢化に対応する上で現実的な意義を持つ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月23日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn