中国人民銀行(中央銀行)は2日、「下半期も穏健な金融政策の実施を堅持し、適度な引き締めと緩和の度合いを維持し、タイムリーに予防的調整と微調整を行っていく。金融政策の実体経済への波及経路の整理を加速し、根気よく零細企業向け金融サービス業務の改善に取り組む。高圧状態と厳しい取締体制を維持すると同時に、小規模で特色ある金融機関が法律法規に基づいて業務を展開することを奨励する」と発表した。新華社が伝えた。
中国人民銀行が同日開催した2019年下半期活動テレビ会議では、「複数の金融政策ツールを柔軟に活用し、適時かつ適度に逆周期の調整を行い、流動性の合理的な余裕を維持し、広義のマネーサプライ(M2)と社会融資規模成長率、名目GDP成長率がマッチするように導く」との指摘がなされた。
また会議では、「金融政策の実体経済への波及経路の整理を加速し、市場ミクロ主体をさらに活性化する必要がある。民間企業や小規模・零細企業向け金融サービス総合改革を深化させ、小規模・零細企業貸付専用口座数の増加、貸付の拡大、貸付コストの適度な低減を確実に行い、優れた民間企業の債券発行による資金調達規模の拡大を支援する」ことが提起された。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年8月3日