閲文集団とディズニーが提携、初の中国語による「スター・ウォーズ」オンライン文学創作へ

人民網日本語版 2019年10月18日08:50

中国の電子書籍企業・閲文集団(チャイナリテラチャー)とディズニー(中国)は16日、上海でディズニーが製作する「スター・ウォーズ」をめぐるコンテンツ提携をすることで合意したことを発表した。初のスター・ウォーズの中国語オンライン文学を共同で打ち出し、中国のスター・ウォーズファンと読者にさらに多元的でローカライズしたスター・ウォーズ作品を提供する。中国新聞網が報じた。

40年以上前の1977年に、『スター・ウォーズ』シリーズにおける実写映画本編の第1作である「スター・ウォーズ:エピソード4/新たなる希望」が米国で公開され、多くの人の想像を超える、叙事詩のようなストーリー、魅力あふれるキャラクター、かつてない視覚特殊効果などが大きな話題となり、世界中でブームを巻き起こした。「スター・ウォーズ」旋風は映画だけにとどまらず、ディズニーランドのアトラクションやドラマ、アニメ、ゲーム、音楽コンサート、小説などのさまざまなスタイルで、世界中のさまざまな年齢層のファンに全面的なストーリー体験が提供されてきた。

今回、閲文集団とディズニー(中国)が共同で打ち出すスター・ウォーズのストーリーは、世界で初めて中国の作者を原作者とする中国語オンライン文学だ。現在、プロジェクトが立ち上げられて準備段階に入っており、閲文集団に所属する作家の「国王陛下」が執筆を担当し、閲文集団の世界観フレームワークグループ、ルーカスフィルムのストーリーグループと共同で、中国の特色を盛り込みながらも、スター・ウォーズらしさをそのまま残したストーリーを作り上げる。「国王陛下」は「从前有座霊剣山」や「崩壊星河」などの大ヒット作品で知られる。

ルーカスフィルム副総裁でブランドコンテンツ・企画を担当するJames Waugh氏は、「閲文集団と提携し、スター・ウォーズの広大な世界に中国の要素と中国語特有の表現方法を盛り込んだスター・ウォーズのオリジナルストーリーを作ることができてとてもうれしい。多くの中国の読者と共に、スター・ウォーズのストーリーを作る旅をすることができるというのは、とてもエキサイティングなことだ。今後、中国の読者に、読む人を夢中にさせるスター・ウォーズのストーリーとコンテンツ体験を提供し、読者を虜にすると同時に、スター・ウォーズブランドのスピリットを伝えたい」と語った。

閲文集団の呉文輝・共同最高経営責任者(CEO)は、「1人でも多くの中国の読者にスター・ウォーズのストーリーに触れてもらい、中国でスター・ウォーズ人気をさらに盛り上げることを願っている。また、創造性あるチャレンジと模索を通して、中国の読者に中国スタイルで表現したスター・ウォーズのストーリーを提供する」と語った。

この他、閲文集団傘下の各デジタル読書プラットフォームで、スター・ウォーズの小説の中国語電子版40作品が段階的に読めるようになる計画だ。スター・ウォーズが中国大陸部の企業に中国語版小説(電子版)のライセンスを譲渡するのはこれが初めてとなる。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年10月18日

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