中国1-9月のGDP成長率6.2%が低くないと言えるのはなぜ? (3)

人民網日本語版 2019年10月22日10:02

今年第1-3四半期、中国のGDP成長率は期を追って鈍化し、経済の下方圧力がさらに顕在化したが、経済発展の質と効果は引き続き安定的に上昇した。

産業構造をみると、第1-3四半期の第1-3次産業の付加価値額がGDPに占める割合は、第1次産業が6.2%、第2次産業が39.8%、第3次産業が54.0%だった。前年同期と比較すると、第1次産業はほぼ同じ割合を保ち、第3次産業は0.6ポイント上昇した。第1-3次産業の経済成長への寄与度は、第1次産業が3.2%、第2次産業が36.3%、第3次産業が60.6%となり、サービス産業の「安定化装置」としての役割がますます確固としたものになった。

需要の構造をみると、第1-3四半期には、最終消費支出の経済成長への寄与度は60.5%で、経済成長率を3.8ポイント引き上げ、経済成長の重要な原動力となった。第1-3四半期には、個人消費支出がサービス消費に占める割合が50.6%になり、同0.7ポイント上昇し、消費構造が最適化と高度化を続けた。全国の固定資産投資(農家を含まない)は同5.4%増加し、このうち第3次産業への投資は同7.2%増加した。ハイテク製造業への投資は同12.6%増加し、増加率はすべての投資を7.2ポイント上回った。ハイテクサービス産業への投資は同13.8%増加し、増加率はすべての投資を8.4ポイント上回った。

連チーフエコノミストは、「データから考えて、経済成長の重心が次第に第3次産業へ移り、投資構造が最適化を続けたことが、経済成長の質の向上にプラスになるといえる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年10月21日

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