「帰省中に両親から小言を食らう」大学生8割以上 (2)

人民網日本語版 2020年01月22日14:10

広州大学に通う皓逸さんは、今年も帰省に対してそれほど期待していない。「これまでの帰省で両親の『忍耐の限度』はだいたい1週間くらい。前回の帰省から、僕が寝たいだけ寝られるのはわずか2日間だけとなってしまった。実家の起床時間は、テストの時よりさらに早い」と彼はぼやく。

昨年の春節(旧正月)連休中、西安交通大学に通う蕭旭さんは、ネット生配信番組を見たかったので、実家での餃子づくりの手伝いをしなかった。年夜飯(旧暦大晦日の夜に家族で食べるご馳走)を食べ終わり、家族揃って春晩(旧暦大晦日の夜に放送する恒例の年越し番組)を観る時間になったとき、彼女は母親に寝室に呼ばれ、みっちり叱られてしまった。その後かなりの間、彼女と母親の関係はぎくしゃくしたままだったという。

両親の小言の背後にあるのは「子供を気遣う心」

中国大学メディア連盟の調査によると、大学生の約9割が、「父母の気遣いを理解できる」と答えている。「貴重な連休中に日頃の両親との関係を上手く調整するためにどんなことをしたか?」との問いに対し、大学生の32.27%は、「両親と話し合おうとした」と答え、「父母の言い分はもっともだと悟り、自分の至らない点を変えようとした」は32.64%だった。このほか、「特に何の行動もとらなかったが、現状を変えなければならないと思った」とした人は23.34%だった。

子供との関係や付き合い方に関し、大学2年生の娘を持つ許寧さんは、「難しすぎる」としている。娘がもうすぐ休みに入ると知ると、許さんは大変嬉しくなるが、娘が実際に家に帰ってくると、2日も経たないうちに、娘のルーズな生活習慣を腹立たしく感じるようになる。「たいていは、心の中にある怒りを抑え付けているが、娘に『そんなことをしてはダメ』と思わずその都度言いたくなってしまう」と許さんは打ち明ける。

今年大学4年生の娘を持つ徐晴さんは、娘について、大学院受験の結果を待ちながら、履歴書を出して就職活動も行うことで、二つを同時に準備した方がいいという考えから、繰り返し娘にアドバイスしたが、娘からの反応は反感と言い争いだけだった。徐さんは、「娘はこの問題に対して常に避けようとばかりしていて、私や父親の意見に耳を貸すつもりはないみたい」とし、親子関係が最も険悪になった時には、娘は問題回避のため、家を出て同級生の家に3、4日居候したこともあったのだという。

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