待ちに待った再開!重慶市の火鍋店210店舗で店内での食事が可能に

人民網日本語版 2020年03月19日16:08

重慶市民の間では最近、「火鍋食べに行った?」というのがあいさつ代わりになっている。新型コロナウイルス感染拡大が食い止められつつあり、中国では企業活動が再開しているほか、市民の生活も秩序良く回復してきており、重慶では火鍋の店も続々と営業を再開。街中に「火鍋の香り」が戻っている。人民網が報じた。

今月18日、重慶市商務委員会の指導の下、重慶市火鍋協会は既に店内で食事ができるようになっている火鍋店210店を紹介。市民に家から出て、火鍋を食べに行くよう呼び掛けた。

防疫対策を実施する火鍋店 210店舗で食事が可能に

「企業活動再開のための防疫緊急対応マニュアル」制定、従業員は毎日健康調査票を記入、従業員全員を対象にした出勤再開前のテスト、入店時の検温・手の消毒、テーブルは1席ずつ間隔を空けて客を案内など、火鍋の店は、店内での食事を再開するために、さまざまな防疫対策を厳格に実施している。

また、重慶市火鍋協会の会員企業は、情報開示、食材の原材料・補助材料の仕入れ、加工場の衛生管理などをめぐる安全・防疫対策10項目を打ち出し、安全に食事ができることを約束している。

それらをベースに、同協会は、重慶の有名火鍋店93社の合わせて210店舗を、店内で食事ができる火鍋店として紹介している。重慶市内の各区、潼南区、璧山区、酉陽トゥチャ族ミャオ族自治県などの店で、同協会は市民に対して、春になり花の美しい季節に、家を出て火鍋を食べに行き、生活を楽しもうと呼び掛けている。

「英雄」の医療従事者たちを火鍋に招待

「火鍋」は重慶を代表する名物料理。飲食業界において、非常に重要な役割を果たしている。2月24日、重慶市火鍋協会は、会員の企業に呼び掛けて、家族向け火鍋セット4000セット(100万元相当、1元は約15.5円)と「自熱火鍋(発熱パックに水を注ぐだけで熱々の火鍋が食べられるインスタント火鍋)」4400食を、新型コロナウイルスとの闘いの第一線に立つ医療従事者たちとその家族に送り、「英雄」たちに対する敬意を示した。

同協会によると、ウイルスとの闘いの第一線に立つ医療従事者の任務終了後は、防疫対策を実施したうえで、それら「英雄」に、ピリっと辛く、香りのいい重慶の火鍋を食べるよう招待し、故郷の味をたっぷりと味わってもらう計画という。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年3月19日

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