中国では春節前後に延べ約16億人が移動

人民網日本語版 2023年02月16日15:27

1月7日から始まった春運(春節<旧正月、2023年は1月22日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が2月15日に幕を閉じた。新型コロナウイルス感染対策が新たなステージに突入してから最初の春運となり、地域を跨いで移動する人が目に見えて増加した。中国国務院共同対策メカニズムの春運業務の特別データによると、春運となった40日間、中国全土で移動した旅客の数は延べ15億9500万人に達するとみられており、人の動きが活発化した中国のパワーを見せつけている。中央テレビ網が報じた。

今年の春運における推定移動者数延べ15億9500万人は、前年同期比で50.5%増となった。旅客は混雑時を避けながら秩序に基づいて移動し、交通当局も全力で秩序を保った。チケット購入を見ると、中国の鉄道公式サイト・12306のキャンセル待ち機能が、状況に応じて列車を増発するために必要なデータを提供した。移動状況を見ると、各当局が合理的、かつ柔軟に列車を増発し、輸送能力と需要のバランスがうまく取られた。そして、利用者が集中している路線では夜間にも高速列車が手配されたため、旅客には朝から夜までより多くの選択肢が提供された。

2023年の春運は、旅客体験が効果的に向上した春運となり、テクノロジーエンパワーメントが旅客の移動をさらに便利にした。「スマートブレイン」の中枢となった広州局調度所では1日当たり2500本以上の高速列車が調整された。各列車の運行時間が分単位、秒単位で計画された。いつ駅に到着し、いつ発車し、どの線路に停車するのかといった情報のほか、運行区間なども一目瞭然で、平穏で健全、便利で快適な春運になるよう全力で取り組まれた。また今年の春運では鉄道当局が初めて年齢層を定めて、児童・子供向けの割引チケットを販売したほか、学生向けのチケット販売規則も最適化された。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年2月16日

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