狼図騰(Wolf Totem)
18日から24日までの1週間が、春節(旧正月、今年は2月19日)に合わせた大型連休となった中国。映画市場の19-23日の興行収入が昨年同期比36%増の計14億7千万元(約279億円)に達し、過去最高を記録した。また、中国全土で初めて実施された映画満足度調査で、国産のお正月映画が、非常に満足度が高いことを表す80.3点(100点満点)を獲得した。つまり、興行収入と評判の両方が確実に向上しているということになる。人民網が報じた。
中国ではお正月映画として、中仏合作映画の「狼図騰(Wolf Totem)」や成龍(ジャッキー・チェン)主演の「天将雄獅(Dragon Blade)」、豪華出演者を誇る「鍾馗伏魔:雪妖魔靈(Zhong Kui: Snow Girl and the Dark Crystal)」、「お正月映画」の雰囲気濃厚な「澳門風雲2」、「冲上雲霄(Triumph in the Skies)」、「パパ、どこ行くの2」、「爸爸的假期(パパの休み)」など7作品が公開。コメディやアクション、SFなど、さまざまなジャンルだったこともあり、興行収入が伸びた。世界的にも、この時期だけを見ると、中国の興行収入が米国を抜いて世界一になり、世界の映画市場の焦点となっている。