2013年12月27日  
 

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「私人訂制」の大ヒットは中国の特殊な事例か

 2013年12月26日14:18
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 最新の映画週末興行成績ランキングによると、19日に封切られた馮小剛(フォン・シャオガン)監督の新作映画「私人訂制(パーソナル・テイラー)」の先週末の興業収入が5150万ドル(約51億5千万円)と、ニュージーランド・米国のファンタジー映画「ホビット 竜に奪われた王国」の9600万ドル(約96億円)に続く2位に付けた。特筆すべきは、後者は世界の56の地域で公開されていているのに対し、「私人訂制」は3つの地域だけであることだ。中国の映画市場が持つ「エネルギー」の大きさに驚かされると同時に、ヒットしているお正月映画がない中封切られ、映画館のスクリーンを独占しているという現状の中記録している興業成績にどれほど本質が伴っているのか疑問も残っている。文匯報が報じた。

 スクリーンを独占 映画ファンに選択肢なし

 「私人訂制」が記録的な興業収入を記録しているのは、ある意味中国の現状に見事にマッチしたからで、「特殊な事例」と言える。まず、映画館のスクリーンを「独占」している。統計によると、封切られた19日、中国全土の主要都市で、上映率が50.33%に達するなど、4万7千回上映され、今年夏に公開された中国の若手人気作家・郭敬明(グオ・ジンミン)氏の初監督映画「小時代(Tiny Times)」を超えて歴代新記録を記録した。そして、その後も上映率を伸ばし、70%を超える映画館も出ている。

 コメディがお正月気分にマッチ

 中国では現在、多くのお正月映画が封切られているものの、突出した作品がないというのが現状だ。その理由として、大作が少ないだけでなく、ある程度興業収入を伸ばしている「掃毒(The White Storm)」、「風暴(Firestorm)」なども暴力的なシーンの多い警察ものであるため、お正月のおめでたいムードと合わないことが挙げられる。「笑い」を切実に必要としていた市場に、コメディ作品「私人訂制」が救世主のごとく登場したのだ。実際、映画ファンの多くが、「唯一のコメディ」という理由で同作品の観賞を選んでいる。例えばあるネットユーザーは、「『私人訂制』以外に、何を見るというのか。(同作品にはブーイングの声が多く寄せられているが)、どれくらいひどいのか見に行きたい」と述べている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年12月26日

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