俳優の郭暁冬(グオ・シャオドン)が主演する映画「推拿」(婁燁・監督)が、2月6日からドイツにて開催される第64回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決まった。同作品は、寧浩(ニン・ハオ)監督の「無人区(No Man's Land)」や勺奕男(ティアオ・イーナン)監督の「 Black Coal、Thin Ice」などの中国映画を含む22作品と、最優秀賞である金熊賞を争うことになる。郭暁冬が出演する作品は最近、複数の国際的な映画祭でノミネートを受けている。昨年のベルリン国際映画祭でも、出演した権聆(チュエン・リン)監督の「陌生」が新人作品賞にノミネートされており、今年は2年連続で同映画祭に参加し、最優秀男優賞を狙う。新浪娯楽が報じた。
理想の男性と言われている郭暁冬は、国際映画祭の常連客となっている。まず、2003年には、出演した霍建起(フオ・ チェンチー)監督の「暖-ヌアン」が東京国際映画祭のコンペティション部門で「グランプリ」を獲得。郭暁冬も国際映画祭で初めて最優秀男優賞にノミネートされた。05年には、コペンハーゲン国際映画祭で、主演を務めた「Peach Blossoming」が、「アンデルセン栄誉賞」を獲得した。そして06年、初めて婁燁・監督とタッグを組んだ「天安門、恋人たち(原題:頤和園)」が、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、郭暁冬自身も最優秀男優賞にノミネートされた。08年には、主演を務めた賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の「Cry me a river(原題:河上的愛情)」がヴェネチア映画祭にノミネートされた。そして、今年はベルリン国際映画祭。郭暁冬が主演を務めれば、国際映画祭へのノミネートが確実という情勢になっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年1月29日