2014年1月6日  
 

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人民網日本語版>>襄陽>>歴史文化

中国古城文化を代表する地域

 2014年01月06日14:44
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 襄陽の古城文化の蓄積は深く豊かで、鮮明な特徴を持ち、中国の古城文化が有する独特で代表的な要素が備わっている。今でも残るものとして、一つ目に、長い歴史が凝縮している古城遺跡がある。襄陽市・区域内の130平方キロメートル以内に3つの古城遺跡が現存している。西周の鄧城遺跡は3000年以上の歴史を有するほか、樊城や襄陽城も2800年の歴史を有している。一つの都市の中に、3つの独立して築かれた古城があるのは、これまでの中国の長い歴史の中でも珍しい。

 二つ目は、今でも痕跡が深く残されている古城の軍事文化で、この名声は遠く海外にまで伝わっている。襄陽城の前身は楚の北津戍だ。ここは大型軍事用の渡し場だったところで、城が建設されて以来、軍事文化として名を馳せてきた。資料に記載された情報によると、襄陽では歴史上、計172回もの有名な戦争が起きている。

 三つ目は、長い歴史を誇る都市文化だ。襄陽は、かつて中国の歴史上、有数の大都会だった。唐代の元和年間では、襄陽は全国で4番目の人口を持つ、10万人以上の人々が暮らす自治州のひとつだった。

 四つ目は、自然に形成された山水を利用して築かれた、中国の古代山水都市を代表する典型的な古城の配置だ。襄陽城と樊城は川を挟んで向き合って築かれ、互いに眺め見ることができる。古城の南部に位置する峴山から宜城の間には、「冠盖里」と称される豪族名士たちが集まっている地があり、「南城北市」や「峴首名望」とうたわれた。このような山水によって自然に形成された空間と配置を持つ古城は中国では珍しく、「中華内陸部の山水名城」と称されている。襄陽古城は防衛機能を有しているほか、水利が確保され、周囲の生態系そのものが取り込まれている。古城の掘の水は、襄水(現、南渠)から城に取り込まれた漢江を利用しており、創意工夫の溢れる造りとなっている。堀の幅は当時の世界最大で、都市と生態系、自然と文化の調和が体現されている。襄陽古城の設計は、生態系の知恵と文化の価値を含んだもので、現在国内外の都市計画の有名設計士たちから絶賛されている。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2014年1月

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