中国メディアが注目!世界を変えた日本の発明 (7)
■ウォークマン
1979年、恐らくポータブルステレオの発明者とされるドイツ在住のブラジル国籍のAndreasPavel氏のプロトタイプを元にして、ソニーはウォークマンを開発し、世界初のポータブル・オーディオ・プレイヤーとなった。ウォークマンの登場は、我々の音楽を聴く習慣を全面的に変えた。ウォークマンによって、我々はいつでもどこでも、イヤホンを通して、歩きながら音楽を聴くことができるようになった。このときから、孤独で長い道のりにも、常にそれに相応しいリズムが流れるようになり、遠い僻地にいても山や海に響く挽歌を聴くことができるようになった。それはまるで現在のiPodのような存在だった。しかし、それはすでに30年前のことだ。1980年代、ウォークマンは青春や自由、エネルギー、個性、レジャーの象徴であり、お洒落なアクセサリーでもあった。当時、ウォークマンを売り出す前の晩、ソニーの副社長はウォークマンという名前を変えようとした。この名前は英語の文法上間違っているという理由だったが、時すでに遅しだった。しかし、発売後、ウォークマンは大ブームとなった。後に、他の会社が打ち出したポータブル・オーディオ・プレイヤーに対しても、人々は呼び慣れたウォークマンという名前で呼んだほどだ。その後1984年、ソニーは世界初のポータブルCDプレイヤー「ディスクマン」を発売した。