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中国メディアの取材に応じる日本人芸術家 |
「現代芸術の概念は西洋が起源。数年来、西洋の現代芸術は東洋文明からインスピレーションを模索し、創作を始めている。今回の出展は『極東』、この言葉に、西洋が東洋の国々をみるいわれが込められている」。アートフェア東京のエグゼクティブ・ディレクターも務めるキュレーターの金島隆弘氏は日本文化について、具体的に「純日本文化」とくくるのは非常に難しい、と指摘する。「日本は中国の唐代文化の影響を非常に深く受けたが、近代、とりわけ第二次大戦後には西洋文化を全面的に受け入れた。日本の現代芸術家は伝統を守る概念をさほど備えていない」と金島氏。「日本には中国唐代の面影をのこす建築物が非常に多い。これを守ることは、中国文化を守ること。今の日本は、個人の感性や指向性を出発点として創作を行う芸術家が多い」
金島氏によると、今回の出展は中国西南地区で日本の現代芸術を総合的に展示する初の試み。最年長44歳、最年少28歳、平面上で日本の視覚的芸術作品を理解するのと異なり、若い世代の芸術家のより豊かな創作手法と芸術的アプローチが表現されているという。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年12月6日
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