日本人の目から見た四川大地震 「復興に成功」
2008年5月12日に四川省で起こった四川大地震から丸5年を迎えるに当たり、山梨県日中友好協会理事の西村修司氏に取材を行った。西村氏は「地震のつめ跡がまったく見られず、とても斬新な街になっている」と語り、「震災復興が非常に成功している」と指摘した。「中国網」が伝えた。
「5年前の四川大地震には大きな衝撃を受けた。ほぼ毎日テレビを見て、救援状況を気にかけると同時に、早く被災地の人々が自分たちの故郷を復興されることを祈っていた」と語る西村氏。最近、中国の新聞と雑誌に被災地ブン川の復興記事と写真が掲載されているのを見て、非常に驚いたという。「とても斬新な街になっていて、地震のつめ跡がまったく見られなかった。これは、ブン川の被災地復興が非常に成功していることを示している」
中国で非常に多くのボランティアが被災地に赴き、被災者の手助けをしたことについては、「このようなボランティアの人々の行動には敬服させられる。中国ではいずれの省・市も被災地のために尽力している。これは中国でしかできないことだ」と語った。
さらに震災復興が難航している東日本大震災についても触れ、「福島の被災地は未だに人気がなく、使用済み核燃料が処理できず山積みになっている。数万人の被災者は今も故郷に戻れず、被災地が復興するには、まだまだ長い時間がかかる状況だ」とした上で、「日中間で震災復興をめぐる研究を共同で行い、協力し合うべきだ。政治体制が異なっても、中国の経験は日本にとって学ぶ価値がある」と話した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年5月15日