平均寿命81.7歳 日本人男性の長寿の理由を分析 (2)
2.豊富な飲食物
(1)豊富な海鮮物:日本の長寿村の多くは海岸沿いに位置する。こういった地域ではいつでも多種多様な新鮮な海鮮物を食べることができる。
(2)塩分控えめで高蛋白質の家庭料理
日本人はさっぱりした味つけの料理を食べることを好む。所謂、塩分控えめ、高蛋白質な食物だ。こういった飲食習慣は世界でも科学的で合理的、衛生的な飲食習慣として認められている。例えば日本人が塩分控えめの漬物を好むのは中国とは大きく異なる。これらは、塩分控えめのほかにも、発酵時間も短く、消化の促進を助ける。
3.精神衛生の研究
(1)精神的支柱となった大和魂
中国の伝統的文化の影響を長らく受けていたことで、中国古代の思想家・教育家孔子の「論語」の教えである「和を以って尊し」を日本人は自らのものとして深く吸収した。こうして、「和」は社会におけるすべての交際の原則となり、「大和魂」は日本民族の魂となった。
(2)素養を重んじる
日本は一貫して素養を重んじる伝統があり、教育レベルの上昇とともに、国民の素養も大幅に高まった。日本人には「人に迷惑をかけない」という有名な口癖があり、これが日本人全体の生活規範となっている。社会全体が「職責を全うし、仕事に全力で打ち込む」の精神をモットーとし、「噂話に耳を傾けず、人の悪口を言わない。常に誠実であれ」という生き方を示した格言は国民全体に知れ渡っている。これらは精神的な養生にも繋がっており、国民の発展や国民の健康・長寿にもプラスに作用している。
4.運動の重視
(1)体力増強のために運動をする
日本の国民は一般的に身体を鍛えることを重視している。これは将来、大会でメダルを獲るといったためではなく、国家の経済を発展させ、国力を強くするために、各自の身体を鍛えて丈夫にすることを目的とする。
(2)高齢者は老いることを認めず、運動をする
国民の体力を向上させるという共通意識や精神を持っているため、 いずれの日本人も体力を維持するという意識を持ち、ある程度の努力を行っている。日本の高齢者は一般的に老いることを認めたがらないために、常に自主的にチームを組んで各種の球技大会などのイベントを行っている。また、日本の高齢者は旅行が好きで、特に温泉に入ることを好む。温泉旅行は日本の最も大衆的な運動の一種である。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年5月21日