東京都の舛添要一知事が26日、北京訪問を終えるに当たり、北京長富宮飯店(ホテルニューオータニ長富宮)で記者会見を行った。東京都知事の北京訪問は18年ぶり。舛添知事は会見で、東京と北京の間で政治的相互信頼関係を打ちたて、相互交流を強めていきたいと表明した。人民網が伝えた。
舛添知事は、今回の北京訪問について「大きな目的は遂げることができた」と成果を高く評価すると共に、北京側の暖かいもてなしに感謝の意を表し、「これは都市間の外交ではあるが、都知事の職権の範囲内で日中関係の改善に向け貢献を果たしていきたい」と述べた。
舛添知事は24日から3日間の日程で北京を訪問。中国の歴史に対する興味から、まず初めに首都博物館を訪れた後、北京オリンピックスタジアム(鳥の巣)、北京国家水泳センター(水立方)などを参観した。
舛添知事は、「北京は6年後の東京五輪に向け、08年の北京五輪の貴重な経験を提供してくれた」と述べたほか、東京と北京が実務協力を強め、北京のPM2.5、交通渋滞といった都市問題を共に解決していくことを提起した。
知事は26日夜に北京訪問を終え、帰国した。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年4月27日